「あるかもしれないね」


「僕、探してみるよ」


「一番キレイな色が

見つかるといいね」


「はい。

じゃあ、

僕は旅を続けるよ。

さようなら」


「さようなら」


シロウサギは

親子ザルと別れて

ぴょんぴょんと

跳びはねながら、

旅を続けました。