あの日のきみを嘘にしてしまうなら、

無意識のままに探してた、
色褪せたフィルム

忘れたもの、と思っていた
あの人の残像


終わりだけが
悲しみじゃなくて

終わったあとの
幸せの意味なんて、

馬鹿げた記憶を、
いつまでも
素敵だと心が痛む



あの人吐息が
手のひらに零れ落ちて、
戻らないページを彩る





誰でもない

    を、愛してた


ねぇ、今はどこでだれと

この世界にいきているの