赤く火照った顔は、薬でテカテカに されてる。 グッタリしてて、しんどそうやったけど うちを見た瞬間、朝陽はゆっくり2回 頷いた。 『ごめんな…ありがとう』って 小さな声で言った。 私の方こそごめん。 そばに居ることしか出来ない。 朝陽がどれほどの痛みと戦っているか これっぽっちもわかってやることが 出来ないよ。 謝るのは私の方や…。 やっぱり右側はひどく、首筋も少しだけ 皮膚が剥がれてた。