そしてあたしはレイタを思うことをやめた。 簡単じゃない。 けど、やっぱりこの選択しかないんだ。 一番辛い選択。 それが幸せにつながるんだよ。 多分ね…。 いつか… あなたを振り向かせるくらい、 あなたがかわいいと思ってくれる そんな人になりたいな。 でも戻らない。 あたしはこれでいいの。 梅雨があけはじめた、 夏のような太陽が照らし出しているそんな時期。 空は青く青く、晴れ渡っていた。