驚く事に声をかけたのは斎藤だった



「……なんですか?」



「今暇?俺と飲みいかね?」



こ……これってナンパ?



なんてちゃらちゃらした奴だ…



「いいですよ〜暇ですし」



私がそう言うと奴は私の手を握った



「…………!!」



「俺斎藤龍司!あんたは?」



これが最後の偽名……



「荻原沙織(オギハラサオリ)です」