ビュンッ!!

ジェネルも騎士たちに向かって駆け降りる。

「始めようぜ、俺達の復讐!!」



「黒い翼の生えた男たち?」

「はっ!奴らが今、城下町で暴れております!!」

王座の間に国王と騎士が集まっていた。

“異人”の襲撃―。

「敵は何人だ?」

「確認されているのは3人です!」

国王は立ち上がった。

「目的は祭壇の間の魔法陣……。」

「魔法陣……ですか?」

「王国騎士よ、国を護れ!!総力あげて向かい撃て!!」

「はっ!!」

パリーーンッッッッ!!!!

窓ガラスが破壊され、風が吹き荒れた。

「国王を護れ!!」

「怯むな!攻撃用意!!」

騎士たちは国王を囲み、構えた。

埃の煙幕が消え去った後、2つの人影が現れた。

きゃしゃな体のローズと、長髪のオルディン。

「ルーゼンの王国よ。話を聞いてくれ。」

「簡単な話だから、ねっ♪」

ローズはにこっと笑った。

「誰が貴様の話しなど……」

「なんだ?話とやら聞かせてもらおうか?」

国王はオルディンの要求をのんだ。

「話がわかる王様で助かる。」