彼女は一瞬、レイドの顔が浮かんだ。

“オレに逢ったことは誰にもしゃべらないで。”

「メ、メダカは恥ずかしがりなの!だから、いっぱい見に行ったら出てこれなくなっちゃう。」

「ははっ!そうか、そうなのか。わかった、残念だが諦めよう。」

父は腰かけたベッドから立ち上がった。

「さて、パパは寝るぞ。一緒に寝るか?」

「ううん。今日は1人で寝る。」

リィナは部屋を出た。

「おやすみなさい。」