「オレの可愛いレイドとロイド〜!」

ラックは食材探しに出、帰ってくるやいなやレイドとロイドを抱き上げた。

「お帰りなさい、ラック様。」

「すまんなアイラ。何も変わりないか?」

「えぇ。相変わらず元気に泣きますわ。」

ラックに抱き抱えられた双子は今はすやすやと眠る。

「今日はエリックさんご家族が一緒にご飯を食べましょうって。」

「エリックの家族か。そうだな、みんなで食べよう。」



ラックの部屋にエリック家族がやって来た。

2歳になるバリックは直ぐ様、双子が眠るベッドに駆け寄った。

「赤ちゃん、赤ちゃん!」

「レイドとロイドよ。仲良くしてね。」

アイラはバリックの顔を覗いた。

「仲良し、仲良し!」

バリックは笑った。

「ルーツァさん、私は何を作れば……」

「いいよ、いいよアイラさん!私に任せてちょうだい!」

ルーツァは料理の腕には自信があった。

「で、でも」

「誘ったのは私なんだから!食材も私らので作るから安心しなさい。」

ルーツァは笑った。

「じゃあお言葉に甘えて。」

アイラもにこっと笑ってみせた。