ラックは勢いよくアイラの元に駆けつけた。

「ラック様……。」

アイラはにこっと笑ってみせた。

彼女の両腕には小さな小さな赤ちゃんが抱かれていた。

「よく頑張った……ありがとう。」

ラックは涙を浮かべてアイラの頭を撫でた。

「ほら……抱いてあげてくださいな。アナタの可愛い息子たちですよ。」

すやすやと眠る2人の赤ちゃんをラックは両腕に抱えた。

「元気に産まれて来てくれてありがとう……!」

ラックは大粒の涙を流した。