「ばっばか野郎!そ、そんなんじゃ……!」

「はは!本当に感情隠すの苦手だなぁ!」

「バレバレだって。」

「〜〜〜〜!」

ロイドはまた顔を真っ赤にして、唇を噛み締めた。

「しっかし、ロイドが恋をするなんてなぁ。」

「柄に合ってねぇよな。」

2人はロイドをからかった。

「な、なんだよ!ばかにするんじゃねぇよ!」

「よかったな、ロイド。」

どこで話を聞いていたかわからないが、オルディンがロイドを祝した。

「護ってやれよ、その彼女。」

「わ……わかってらぁ!」

……しかし、この幸せは長くは続かず、不幸が2人の恋を邪魔をする。

この時、それを知るものは誰もいなかった。