リィナは言い放った。

そして、ロイドとレイドに歩み寄る。

「約束は守って。先に国民たちを港町に避難させて。」

「あぁ。その願いは聞いてやる。そして、もう1つ。」

ロイドは人差し指を立て、リィナの顔に近づける。

「王女様はここに残ること。」

「…………!!」

「黙れ!お前らに王女様を渡すものか!」

「いいでしょう。その条件を受け入れるわ。」