ちゆまど―世界は全て君のために―



「マンナカはなんて」


「……お前はどうなんだ、と言われた」


やはりマンナカと意志疎通していたらしい。


でも内容がよく分からない。


聞くにも何かためらいがあって聞けなかった。


その後は無言でマンナカについていった。ある扉前で、マンナカがお座りをする。


どうやらここらしい。


一応、ノックをして中に誰もいないのを確認してから扉をあけた。


綺麗に整頓された部屋だった。客を泊まらせるに必要最低な家具が揃っている。


「ありがとう、マンナカ」


振り向けば、マンナカはいなかった。


最初出会ったときも、マンナカはいつの間にかいなくなっていたかな。不思議な犬だ。


とりあえず、茶色い革のソファーに座る。


シブリールさん用と、隣を開けたのに、なぜか彼は立ったままだ。