私は一人理科室に取り残されて

泣くことしか出来ない

赤ちゃんみたいに

しばらくの間泣いていた。

もうここにはこないだろう。

授業でもめったに使わないし。

もう普通に先生の部屋みたいなもんだしね

『さようなら…』


小さく呟いて

私はその場から離れた。