――貴方はまた泣いているのね…


「ユウリ様…」


「ヴァイオレット!」


直ぐ様返事が聞こえた
目を開ければ先程の光景ではなく、綺麗な顔がヴァイオレットを見つめていた


「ヴァイオレット!解るか?」


「陛下?」


そう
呼ぶ声はレイだった


「よかった、急に意識をなくして…2日眠っていた」

「2日…よかった、また何年もではなくて」


レイをみながら冗談混じりに笑った


「ああ、体を起こせるか?水を飲め」


「陛下…なぜこちらに?隣国に行ったのでは?」


ゆっくりと体を起こして水を受けとる

そばにいたシーラはホットしていた


「ああ、今日帰ったんだ。もともと長い期間滞在よていではなかったから」


「そうですか…」


ヴァイオレットは嬉しいが素直に喜べなかった