薄暗い夢の中

ヴァイオレットはそっっ目を開けた

―ここは…


辺りには何もない。ただ真っ白な空間


ヴァイオレットはここが夢の中だと気づき始めた

―私はいったい…


『ヴァイオレット…』


背中から聞き覚えがある声がヴァイオレットを読んでいた


『ヴァイオレット…すまない…』

振り替えるが…誰もいないただ声だけがヴァイオレットを呼んでいた


『ヴァイオレット…すまない…私は君を守れなかった…』


その声に心が何か溢れそうだった


――ユウリ様…
貴方は何をいっているの?
また私に謝っている…


『君を守りたかった…』


―私を守りたかった?
一体何から…


目を瞑ればまた浮かぶ
ユウリが泣いている姿が


涙を流してヴァイオレットを見ている姿が