レイは部屋を出てある部屋に向かう

レイラのいる塔に
シゼルと約束したからには行かなければまた煩く言われる


重い足を部屋へと向かわせる


―コンコン…

しばらくして重い扉が開く

「まぁ!陛下」


侍女のナナリが明るい声でレイを迎える


「レイラはいるか?」


「はい、只今お茶をお飲みになってますわ!どうぞお入りになられてください」

ナナリはレイを部屋へといれる


「レイラ様、陛下がおいでになられました」


「えっ!?まぁ…陛下!」


嬉しそうに笑う綺麗な顔がレイに向けられた

「しばらくだな…あまり来れなくてすまない」


「いいえ…大丈夫ですわ。」


「そうか…レイラ明日隣国に向かう。共に行くか?」