見ていたシーラは思っていた

――陛下はあんな風に女性をあつかうのね…


優しく笑うレイにシーラは笑顔だった

ヴァイオレットがレイと話終えて部屋にヴァイオレットっシーラが残る


「ヴァイオレット様」

「な、なに?」


真っ赤な顔のヴァイオレットが慌てて振り向く


「ヴァイオレット様は陛下に気に入られていますね。」


「気に入られている…?」

「はい、あんな風に笑う陛下は見たことありませんもの」


シーラは暖めていた紅茶をカップに入れてヴァイオレットのもとへいく

シーラはそっとカップをヴァイオレットに渡す


「お茶を召し上がり下さいませ。」


「ありがとう」


コクッと一飲みすると…


「私は初恋より、陛下をおすすめいたしますわ!」