「はぁ…わかった。先にレイラに会いに行く。それならいいだろ…」


「先に?いいえ、娘の処にはいかせません!!わかりませんか?あの娘は陛下やレイラ様に害を加えてるではありませんか!?」


「害を加えてる?」


――レイラ様が2人を見ていた目は嫉妬が混じっていた‥


「レイラ様に感じがいをさせるような行動は謹んでください!」


「なぜ感じがいなんかする。俺がヴァイオレットを好きだと言ったか?」


レイは立ち上がりスタスタとシゼルの前まで行く

そして…

「もういい加減にしろ。そこをどけ」


レイは頑として退かないシゼルを睨む


「だめです」


「国王に逆らうのか?どくんだ」


シゼルはグッと言いたいことを押さえて退いた