ゴクッ―っと飲み干して横になるヴァイオレット

ゆっくりと瞼が閉じていく

ヴァイオレットが眠ったのを見届け二人は書斎に向かった



※※※※※


「どうかしたか?」


2人は書斎についた
ジキル医師はカルテを広げ話す

話し始める頃に丁度シゼルがやってきて話しに加わった

「ヴァイオレット様はいたって良好です…ただ、やはり足が動きません」


レイはジキル医師を見る


「動かないのか?つまり歩けないと…」


「はい。ただ、もしかしたらリハビリをすれば動く可能性はあります」

カルテをパタンと閉めた


「長い間歩かなかったせいで足の感覚が麻痺を起こしています。徐々に歩くことをすれば…動くかもしれません」


「リハビリか…暫くはベッドの上か」


フゥ…とやりきれないため息が部屋を包んだ