勝人と悟は小学校のころから仲良かったし、今もモチロン仲が良い。


それは、良いことなんだけど、お願いだからコッチの班に来てほしくない・・・。


「終わった?」

「終わるわけねぇやん。」

「俺もう終わった。」

「はっ?マジで?」

「嘘やし。」

「何かし。」

「つか、キムっちやたら感情入るよな。」

「は?」

「尾原の時とか、そうとうヤバかったし。」

「アレは怒るにきまっちょんやん。」

「あの時も、言おうと思ったけど、あの雰囲気では言えんかったわ。」

「あっそ。」

「つか、誰かの好きなヤツとか知らんの?」

「さぁ。」

「キムはおらんの?好きなヤツ。」

「それはなぁ?麗香。」

「あぁ、教育実習生やろ。」


・・・・・・・・・・・・・。


今・・・・・・・・・。


言ったよね?


「バカッ!麗香!」

「あっ、ゴメン。」


悟と勝人と和真と樹里(じゅり)の視線がコッチに向く。


意外にも聞かれてなくて安心。


麗香、あっぶねぇ~


1歩間違えてたら絶対聞こえてたって!


気をつけよう・・・。



そんなこんなで、4日目終了。


明日から休日。


生まれて初めて、休日なんていらない!って思った。


だって、期間限定の恋だから、1分1秒でも戸川先生と同じ空間にいたいし。


いっぱい喋りたいし・・・。


でも、多分嫌われてる気がする・・・。



4日目、戸川先生とそんなに絡みはなくて。


寂しいけど、2日間戸川先生には会えない。


いいさ!月曜、いっぱい話せばいいんだし!


↑こんなこと考えてるなんてかなりバカ。


月曜はあり得ないくらいの嵐が起こるのに・・・。