4日目・・・


いつものあたしじゃないテンションで登校。


早く戸川先生の顔が見たい!!


その一心で登校・・・。


「キム、話そう。」

「うん、いいよー。」


いつもと同じ、奈菜と望とあたしで話をした。


あたしが学校につくのは8時ちょっと前。


少ししかない時間で大きな嵐が起きようとしていた。


「キムー。」

「おはよう、麗香。」

「おはよう、麗香ちゃん。」

「おはよう。」

奈菜と望と少し話した後に、麗香が登校。


4人で笑いながら話てたのも、もうすぐ終了。


「でさぁー。」

「あっ・・・。」


いた!戸川、いたー!!来たー!!


声には出さなかったけど、心の中ではこんな風に叫んでた。


「ヤッバ・・・。」

「あー、キム~。」


あたしの変な行動を見て、麗香が気づき笑う。


奈菜と望は何のことで笑ってるのかまだ分かってない。


顔を見れただけで嬉しい・・・朝から好きな人をこんな至近距離で見れるなんかサイコー!!


そう思いながら、叫びたい気持ちを必死に隠して、ソワソワしていると・・・。


「あー、分かった!」

「ちょっ、マジで?キム!」


バレちゃった・・・。


でも、普通隠せるわけないでしょ。


好きな人が目の前に現れて平然と出来るわけないじゃん!!


「キム、好きなん!?」

「バカ!声がデカい!!」


奈菜と望どっちかが、驚いた声で言う。


あんまり、声がデカいと戸川先生に聞こえるし、しかも興奮状態だったから手に力が思いっきり入って、思いっきりどっちかの頭を叩いた。


「マジかぁ・・・。」


指定席みたに日課表の前に静かに立っているのを見て、自分の席に走って戻って顔を隠した。


「せんせー。戸川せんせー。」


奈菜と望が、先生を呼ぶ。


何を言ってるのか、全く聞こえなくて。


「何、話よんのー!」


そう、大きな声で言うと、戸川先生がコッチをチラチラ見ていた。


絶対、変なこと言ってる。


そう、思った。


すると・・・