ホント、恥ずかしい・・・。


こんなんじゃ、いつ先生にバレるかわかんなないよ。


アレ?っていうか、もうバレてるかも・・・。


そんなことを考えてると、先生の話はすぐ終わった。


委員長の挨拶が終わると、あたしはすぐに集金を3つ片手に菊池先生のトコまで走った。


「はい、先生。」

「あぁ。あ、コレ書いて。」

「えー。かかんでも分かるやろ?」

「ダメ。」

「分かった、分かった!書く書く!」


先生とそう話していると、横に戸川先生がっ!


一緒にいた望たちも「先生に借りよー」とか言って、面白がってる。


あたしは、恥ずかしくて佐奈に「佐奈、ペン貸して」そう言った。


すると、望たちが「えぇー、キムー。」


その言葉に、勇気を振り絞って・・・。


「先生!ペン貸して、ペン!」

「ペン?」


先生は急な頼みにそうとう混乱してた。


「黒がいい!黒!」


そう、言ってせかすと先生がペンを渡してくれた。


「ありがと!」


あたしは一言そう言って、封筒に記入をして、先生にペンを返した。


「ありがと、先生!」


そう言って、菊池先生のところまで走った。


そうとう、嬉しかった。


まさか、貸してくれると思わなかったから。


自分で頼んだことだけど、自分でビックリしてる・・・。


こんなに親切で優しい人、学校中探してもドコにもいないよー。


本当に帰らないでほしいなぁ。


ずっと、いて欲しいよ!!


こんなに親切にされたら、もっともっ好きになって、もっともっと忘れられなくなっちゃうよー!!


先生のバカー。


でも、大スキ♪


↑矛盾してることばっか。


本当に恋に病んでる。


これを「恋煩い」って言うのかな??


そして、あたしのこの恋の嵐はまだ始まりに過ぎなかったのです!



理科の時間・・・


「キム、おるよ。」

「あ、ホントや。」

「良かったなー。」

「うん。先生!」

「ん?」

「ウチ、今日頑張るけん!」

「あぁ。」