「うん!ありがと!」



〈気をつけなよ!
ああいうやつらに、
ろくな男いないんだから!〉



「うん!」



〈そんじゃっ!部活行くよ!〉



「うん!頑張って!」



紗雍は私に手を振りながら



走って行ってしまった。