愛と桜と空。

ガバッ


「っ…、嫌な夢みた…」


なんで私がこんなめに…、


コンコン


「どうぞ、」

私が返事をすると、木のドアがゆっくり開いた。


「寝起きはどうだった?'姫’」


「その呼び方やめてってば…、寝起きは最悪。」


姫と呼ばれた女性は長い髪の毛を揺らしながら布団から起き上がった。


「ははっ、相変わらずだね。そうそう、僕、今日はこれ届けにきたんだ」


茶色い髪の毛をした少年は姫にある紙を渡した。


「……時空の時計?」


「そっ☆姫にぴったりじゃん?僕、探したんだ♪」


「タイムスリップとかあり得ないから…。返す」


紙には、『時空の時計!無料で配布中!』と、かかれていた。


「えー、ダメ元でさー!ねー、お願い!」


「アンタはもう!毎日毎日うるさい!」


「僕はアンタじゃなくて、郁美っていう名前があるんだよ!」


「女みたいな名前のくせにー! 」