呆然と啓太の顔を見た。 よほど変だったのか、啓太は心配そうな哀れむような目で俺を見る。 そして、すまなそうに困惑した顔をする。 何でだよ。 何で、そんな顔をするんだ。 お前は今、幸せの絶頂のはずだろ……? 悔しかった。情けなかった。 啓太にこんな顔をさせている自分がみっともなかった。 俺はゆっくりと立ち上がって、声を絞り出した。 「おめでとう」 そう、こいつは俺の親友だから。 祝ってやらなければいけないんだ……。 だけど、俺には啓太と凛を心から祝福してやることはできない。