~一週間前~



「キュリーさん、電報が来てますよ。」


この中年女性は、マダム・ジェニー。


キュリーの自宅兼事務所の階下の住人であり、大家だ。



そして、その電報にはこう書いてあった。



『ミスター・ハーキュリー・アタリへ



私は、聖ブルックリン女学館の生徒、カレン・エドモンドと申します。


実は以前から、私の学校に奇怪な現象が起こっているのです。


それは、生徒が次々と失踪するのです。


しかも、それはいつもディナーの時で、失踪前には必ず錯乱してしまうのです。


生徒の間では、ここに住んでいた先住民の亡霊という噂が立っています。


先生方は警察に連絡したと言っていますが、そのような動きはありません。


なので、この謎を解き明かし、失踪した生徒達の行方を追っていただきたいのです。』