キュリー達がさらに奥へ進むと、少女達が捕らえられている空間へ出た。


そのとき、ロベルト警部達が追いついてきた。



「ここが収容施設か……」


「その通りです、警部。


すぐにこの子達を保護しないと」


「それと、後でインターポールに連絡する。


どうもあいつら、海外にも売り飛ばしてたらしいからな。



ところで、お前も無茶するなぁ、キュリー。


マフィア相手に、我々警察の助けなしで暴れるとは」


「空間が狭いので、人数が多いとやりにくいんですよ。


もちろん、相手も同じことが言えたようで、僕が相手できる数しか連れて来れないことぐらい、想像できますよ。



ところで、僕達は依頼人に報告に行かなければならないので、後はよろしく頼みます」


キュリーは軽く会釈して、メープルと共にその場を去った。