「先生-。それ誰の膝掛け?」

「可愛い-。それ誰の?」

「それ先生の?もしかして先生って、こっち系?」

だとか、いろいろ言われた。

俺は、みんなに

「これは俺のクラスの子の!」

と言った。

職員室に着き、膝掛けを俺の椅子に置いといた。

女物だから、女の席に見えるな。
でも莉奈のだから、ちゃんとしとかないとな。

俺は見えないように自分のカバンで隠した。