「っリオン先輩!」 慌てて駆け寄って抱き起こしてみると、 ぐー… 「……腹減った…」 何とも緊張感のない音がした。 「………」 これは見なかったふりして置いていってもいいものなのだろうか? 「…まじ…死ぬ…」 「………」 僕は決意し、すっくと立ち上がった。 そのときに僕の膝に乗っていたリオン先輩の頭がすごい音をたてて床にぶつかったが、 関係ない。 「……ってぇー…」 頭を押さえて廊下をごろごろしているが、 関係ない。 僕は今来た道を引き返し、家の中へと入っていった。