…………………………… ………………………… 「もう2度と現れるなか…」 1人になった廊下で呟いた 爽は敦を残して走り去ってしまった 「柊さん、泣いてたな…」 さっきのことを振り返る 「俺がどんなに想っていても、ダメなんだよ…」 散らばった写真の中から、あの日の空の写真を見つけた 「もう2度と会わないよ」 でも、もし俺の想いが届くのなら… 鞄の中から一枚の紙を取り出した フォトコンテスト… 拳を握りしめる 俺にできること… 空の写真とコンテストのチラシを鞄にしまい、職員室へと向かった