「何なんだよヤスの奴。しつこいしっ」 その後、口論が止まることはなく、帰りの道でも2人であーだこーだ言っていた 「円香には悪かったな…。いや、元はと言えば円香だし…」 ベットに横になる 一枚の写真を鞄から取り出す 「堂々敦…」 何処までも青い空の写真 「これは、自分の宝物だ」 ドキドキと音がする これが恋の始まりだとは分からない でも この空はまるで 恋するココロみたいに 透き通った青い空だった