「佐伯…、あなたは多分…」 円香は拳を握った ………………………………… …………………………… 「緊張したぁ〜」 あらげている息を整える ポケットにある写真を出す 「この写真は俺の宝物になるな…」 写真には少女が一人、空を見上げている 写真をポケットにしまう 「あ、康弘置いて来た…。ま、いいか」 夕焼け色に染まった廊下を歩いて行った