あたしは、キミに恋をしました

『あ、あの・・・深月君?』

「蜜~柑ちゃんっ!」

『わぁ?!』

「かわいっ♪「わぁ」だってさ♪」

・・・・。

はい?これ、ほんとうに深月君なのですか?

「蜜柑ちゃん、俺、本気だから。俺、いままで女遊びとか激しかったけど、蜜柑ちゃんのこと好きになってから、やめた」

そんな・・・あたしごとにそこまでやらなくてもいいのに・・・。

「ね、わかってくれるでしょ?俺、本気なんだよ」

気持ちは嬉しい。でも・・・

『ゴメン、あたし、好きな人がいるの・・・ほんと、ゴメンね』

って、え?マジで?あたし、こんなにスラッと言っちゃっていいの?てゆうか、本気で好きだったんだ。

「知ってる」

はい?!

「知ってる。蜜柑ちゃんが晴輝のことを好きなことも知ってる。啓祐が蜜柑ちゃんのこと好きなのも知ってる」

『じゃぁ、なんで・・・?』

「俺、1年のときに転校してきたんだ。それでその理由は、前の学校で先生を殴ったからなんだ。でさ、ここに転校してきてからも、結構悪いことしてた。ある日、ケンカに負けてムシャクシャしてた俺は、学校のガラスを割ろうとした。そんな俺を、蜜柑ちゃんが止めたんだよ?」

なんか、そんなことあったような・・・。

「そのとき、なんて言ったか覚えてる?・・・まぁ、覚えてないよね。そのとき「危ないよ!そのキレイな手に傷がついたらどうするの?!」って言ったんだよ。俺、最初はウゼェと思った。けど、そのあと俺の手ぇ握って、「もう、絶対こんなことしちゃダメだからね!」って言われた。俺、蜜柑ちゃんに一目惚れだったんだ。だから、それからは頑張って努力した。勉強だって学年10位以内だし、ルックスだってこうした。俺、マジなんだよ」

思いだした・・・。あたしが、帰ろうとしてたときだ。あたしとあんまり背の変わらない男の子がガラス目掛けて、拳をかまえてたんだ。

そのあと、啓ちゃんに呼ばれてすぐ行っちゃったけど、そんなことがあったのは、たしかに覚えてる。

『そっか、あの男の子が深月君だったんだ・・・』

「うん。ちょっとは、覚えててくれたかな?」

『ちょっとどころじゃないかも・・・』

「じゃあさっ!」

『ゴメン!!』