………。 開いた口が塞がらないとはこういう時に使うんだろうなぁ… 公園から歩いて15分くらいの時に 「着いたぞ」 と、裕也が言ったんだけど… その豪邸さに驚いてしまった。 どこかのお城みたいな家とかそこまでではないけど、私からしたら充分すぎるほどの大きさで、綺麗な外観だった。 「中、入るぞ」 驚きのあまり、声が出ない私をよそに裕也は私の手を引いたまま家の中に入っていく。