劇の観客としてならともかく なんでステージに、しかも 翔くんの役である 王子様の格好なの!? そんな疑問が 私の頭をぐるぐる巡っていると 裕也くんの唇が離れた。 「どうして…」 唇の離れた隙に こそっとマイクが拾えない 裕也くんにしか聞こえない声で言った 「後で説明してやるから、今はそのまま劇を続けろ」 その答えを耳元に囁かれた。 頭が混乱していて 劇どころではないよー