「でも、今回は特別な」 「え?」 「どうせ、もう姫役断れねぇような状況なんだろ?」 「うん」 「ただし、ホントにキスしたら許さねぇからな」 「分かってるよ。裕也くん、ありがとう」 「ああ。練習、頑張れよ」 「うん。じゃあまたね」 「ああ。またな」 ピッと電話を切る