亮次の部屋にあったベランダで、アイスを食べながら空をぼーっと眺めていた。 「小夜子、風邪引くぞ?」 「ん…もう入る」 入った瞬間クーラーのひんやりとした風が肌を撫でた。 「中のほうが風邪引きそう」 「いーの。俺がちゃんと抱っこするから小夜子は風邪引かないのー」