【短編】好き。2


―――――――…
――――…


目覚めた時。
あたしは何故か保健室に居た。


保健室のベッドか……

誰かがここに運んでくれたのかな?


体を起こすと頭が少しだけウズいた。
ボヤけた視界。眼鏡を探す。


するとベッド横にある小さな棚のような物の上に眼鏡はあった。



―――シャッ……



ベッドを囲っていたカーテンが開いた。
開けたのは――沙耶だった。


翔平かな?

って、一瞬考えたけれど違った。



「ごめんなさいね、翔平くんじゃなくて」


「怖いっす沙耶さん…。スマイル、スマイル!」



あなたのスマイルはなぜにそんなに恐ろしいのだろう……?