私はゆっくり顔を上げ、羅騎さんを見た。
「お前が総長になっても誰も反対はしない。敦達も同意している。」
「なんで……。」
「敦達が何故同意したのかは分からねぇ。けど、蘭蝶の奴等は全員お前についてきてくれるはずだ。
一人一人を大切に思って、仲間を大切にするお前に反対する奴なんか、絶対にいねぇ。
自信を持て。
前を向け。
お前ならきっとみんなが認めてくれる。
お前じゃなかったら、出来ないんだ。」
羅騎さんは真剣な目をして言った。
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