式が始まった。 親父と優衣が入ってきた。 「うわ…」 「やっば…」 思わずそんな言葉が出た。 我が妹ながら、可愛すぎ…。 ウェディングドレスの優衣は誰から見ても綺麗だった。 「なんか…寂しいな…。」 「ああ…。」 優衣が風雅のもとに行っちまうのは、悔しいっつーより寂しい。