「ありがとう!疾風!」 「いえ。どうってことないです。」 私はオレンジジュースを買って、倉庫までの帰り道を疾風と仲良く帰っていた。 そのとき。 「優衣ー!!!!」 前方からドドドドドという地響きとともに、誰かの私を呼ぶ声が聞こえた。 ?と思う私の横で、疾風はあちゃーと手を顔にあてていた。 「てめぇ、疾風! なに、優衣と一緒にいるんだよ!」 そんな言葉が聞こえたと思ったら、誰かが疾風の胸ぐらを掴んだ。