「紘兄〜、教科書間違えて持ってきちゃったから届けにきた〜。」



「わざわざ持ってきてくれたのか!?優衣、ありがとな〜!!」



俺は人の目も気にせず、優衣を抱き締めた。



「ちょっ!紘兄!////」



「紘斗、優衣が恥ずかしがってるだろ。」



「ちぇー。」



俺は名残惜しく優衣を離したその時、



「優斗と紘斗って双子のくせに本当に正反対だな。」


一人のクラスメイトの男子が言い出した。