「……ん。」 ゆっくりと、目を覚ます。 目の前には喜ぶ父と母。 …何だか、あの時を思い出す。 でも私…何やったんだっけ? お見合いして、何かよく分かんない鬼畜男に会って、それで…… ある出来事を思い出し、血の気がサーッと引いていく。 わ、私…胃に入ってた食べ物を… 東宮凌雅にぶちまけたんだった!!! 私はガバッと布団から起き上がった。