歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊦

“詫び”?




「…なんか・・ごめん。ずっと俺強引過ぎたわ。」


唇をかみしめて言うJINくん。






「俺は…sAra.さんが好きや。それは間違いない。でも、sAra.さんに彼氏がいるのわかっとるし…sAra.さんが自分のものになるなんて思ってない。ただ、sAra.さんに幸せになってほしいだけや。憧れのsAra.さんにはずっと笑っててほしい…」



JINくん…



私はJINくんの話を聞きながら、JINくんが買ってくれた雑貨屋の紙袋をぎゅっと握りしめた。







「…俺はもう、仕事の仲間として‥事務所の後輩として‥それから、友達としてsAra.さんといれたらそれでええ。つーか、それで十分や」

「JINくん…」

「よくよく考えたら、俺このままやったらsAra.さんに嫌われてしまう…(汗)そう思ったら、それはアカンやろって…」


苦笑いするJINくん。





「だからこれからは、仲良くやろうや!もちろん…sAra.さんの彼氏がもしsAra.さん泣かすようなことしたら、そん時は俺がsAra.さんもらうから♪」


JINくんはニシシと笑った。

私もJINくんに笑顔を返す。