歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊦

「そんな……私……慶以外の人は・・・」

「そんなんわかってるわ。ただ俺‥sAra.さんのそばにいたいんや…」


「・・・」

「毎日楽しくしてやるし、絶対泣かせたりなんかしない。だから……」



「JINくぅ〜ん」




すると、パウダールームの廊下から陽菜の声が聞こえてくる。



私はJINくんからすぐに手を離し、その場を離れた。








「……!」

「おっと!あ‥sAra.」


パウダールームから出て行こうとすると、入り口で陽菜とぶつかりそうになる。





「ご、ごめん」

「ん〜ん。それよりJINくん大丈夫?」


JINくんに近寄る陽菜。





「あとは私に任せて、sAra.は戻っていーよ♪」

「……うん。じゃあお願い‥」


「ちょ……」



JINくんが私を引き止めようとしてたけど、私はパウダールームから走って紅たちの元へ戻った。