歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊦

でも、デビュー前は毎日忙しかったから…ちょっとした出来事は覚えてないのかも(汗)





「…sAra.さんは笑って握手してくれはった。俺‥一生忘れられへん……」


「…JINくん・・」


「だから、sAra.さんと一緒に歌が歌えるなんて…俺にとってはごっつ感激なんや。ずっと憧れてた人と仕事ができるなんて‥そんな嬉しいことないやんか」


JINくんは続けた。






「……だから‥俺は……sAra.さんが悲しんでる姿が見たくないんや。…彼氏さんのことは気の毒やけど・・sAra.さんにはいつも笑っててほしい…」

「・・・」


「sAra.さん…」

「!」


私に近づいて来るJINくん。










「俺じゃ………アカンか?」

「………!」


JINくん?



「…今だけ・・俺じゃアカンかな……?」

「・・・」


私の手を取り、ぎゅっと握りしめるJINくん。