歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊦

「sAra.さん…」

「ん?」

「…さっき‥一緒に飲んだ時から思ってたんやけど…」




「なに…?」

「今日‥泣いた?」

「………!」


JINくんの意外な言葉。

正直びっくりした…






「なんか…ちょっと目が腫れてる感じがしたから……」

「・・・・」


さっき…そういえば泣いたな……

健二と話してる時…







「…こんなこと聞いたらあれやけど・・」




「……彼氏のことで‥泣いたんか…?」

「………」


私は何も言わなかった。

でもJINくんは、私が慶のことで泣いたことをわかってるみたいだった…





なんで…

わかるんだろう……



「こんな時に‥言うのもあれやけど……」

「!」


そう言って、Tシャツを着るJINくん。