ますますプライベートなんてない…

だけど仕方がないことなんだけど……






カタ・・


病室にある引き出しから、ノートとペンを出す。

パラパラとノートをめくると、私が慶に宛てた言葉がたくさん詰まっている。



これは、私が慶に贈る想い……


毎回お見舞いにくるたび、このノートに手紙や日記のようなものを書いていた。

このノートももう3冊目。





いつか・・・

いつか慶が目覚めた時‥慶に送る言葉をたくさん詰めたこのノートを……早く慶に見せたいよ・・・



私は、ペンを持ちいつものようにノートに向かってペンを走らせた。










私の愛する人…


慶のことを想いながら・・・