歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊦

パウダールームを出ると、JINくんが壁に寄りかかって立っていた。






「sAra.さん」

「どうしたの?」


私に駆け寄って来るJINくん。





「いや…sAra.さんが見当たらないから探してたら、トイレに行ったって聞いて…」

「そっか。なんか用事??」

「……用事つーか‥一緒に飲みたいなって」

「ああ、そっちね〜♪うん是非!」


JINくんと並んで歩き、さっき座っていたカウンターのテーブルからお酒を持ち、奥のソファーのテーブルにやってきた。








「じゃあ、俺らのデュエット曲のヒットを願って」

「「乾杯」」


JINくんのグラスと私のグラスをカチンと鳴らし、グビグビとお酒を飲む。





「あーおいし。」


グラスについたグロスを、指で拭き取りながら言った。







「sAra.さんて…酒飲んでも顔に出ないんやね?」




「…そお?」

「はい。顔に出るやつは、酒飲んだらすぐ赤くなりますよ」


おつまみのお菓子が乗ったお皿を、私の前に置いてくれるJINくん。