歌姫はギタリストに恋をした゚*。㊦

健二に抱きつきながら、タバコをわたす紅。





「…サ、サンキュ」


若干照れながら、タバコを受け取る健二。



さっきまで怒ってたくせに(笑)






「あとね〜コレ見て〜」


コンビニの袋からシャボン玉を取り出す紅。




「シャボン玉?」

「ただのシャボン玉じゃないの!見てて!」


紅は、スティックにシャボン玉の液をつけ「ふーっ」と吹き、シャボン玉を追っかけパクッと食べた。





「何やってんだ、お前!?」

「このシャボン玉食べれるの!イチゴ味だよ!ほら、健二もやって」


健二にシャボン玉のスティックをわたす紅。

健二は恐る恐るスティックを拭き、シャボン玉を食べた。




「…ホントだ!」

「ねっ?」